見守りロボット「ユピ坊」で家族の絆を深める
更新日:2022/07/27
株式会社ユピテルでは見守りロボットの開発・販売を行なっています。今回はそんな見守りロボット「ユピ坊」の商品詳細や、開発の想いなどについて詳しくお話を伺いました。
この記事はこんな方にオススメです。
離れて暮らす家族が心配な方
目を離せないお子様やご高齢者と同居している方
自分の時間も大切にしたい方
■本記事の取材先
株式会社ユピテル
今年設立55期を迎える弊社は、マイクロ波・無線通信技術、映像技術をコアとした電子機器メーカーとして、独自の観点で製品開発をおこなってきました。
近年ではIT・IoT・ICT・AI・VR・AR技術を活かし、ホームロボットの開発やアニメコンテンツ事業の拡大を行い、IT企業へと進化を図っています。
今後も多くの消費者ニーズ、ビジネスニーズに応えてまいります。
目次
「ユピ坊」とはどのような商品ですか?
「ユピ坊」とはスマートフォンやタブレットで操作するこのできる、かわいらしいフォルムの見守りロボットです。2020年11月の発売以来、ご高齢者の見守りを目的に購入される方が多いですが、留守番をしているお子様の見守り、ペットの見守り、外出時のセキュリティなど様々な場面でご利用いただける商品となっております。
「ユピ坊」の大きな特徴を教えてください。
ネットワークカメラによって離れていてもいつでもかんたんにスマートフォンなどによる見守りや、会話をすることができる「ユピ坊」ですが、一方的に監視することを目的としたネットワークカメラが多い中で、双方でコミュニケーションを取ることができる点が「ユピ坊」の大きな特徴となっております。また液晶画面がついているネットワークカメラは珍しく、音声によるコミュニケーションはもちろんのこと、テレビ電話としてもご利用することができます。
「ユピ坊」の機能性について詳しく教えてください。
「ユピ坊」には2つのモードがあり、スマートフォンによってかんたんにモードを切り替えることが可能となっています。「見守りモード」では時間を設定することで、その時間内にセンサーが反応しなかった時に、つまり家の中で人の動きが一定時間感知されなかった場合にスマートフォン等に通知される機能がついています。一方で「防犯モード」では、人の動きを感知した場合に通知されますので、目的に応じて使い分けができるようになっております。そのほか、340度カメラアングルを変えることができたり、LEDライトによる照明で夜間の確認なども行える便利な機能も備わっています。
実際にご利用者様にお役立ていただいており、読売新聞の全国版朝刊である『医療ルネサンス』にて「高齢者施設にいる母と娘をつなぐロボット」としてご紹介いただいたこともございます。
開発に込められた想いを教えてください。
見守る側と見守られる側、その双方でコミュニケーションを取ることができる点が「ユピ坊」の特徴であると申し上げましたが、このように単なる監視を行うのではなく、離れている家族の絆を深めるやさしいロボットというのがコンセプトとなっています。特にコロナ禍によって離れて暮らす家族に直接会うことが難しくなったとは思いますが、そんな時代だからこそ貢献できることがあるのではないかと思って弊社は活動を行なっております。
またお子様やご高齢者と同居されている方は、目を離すということにもっとも不安を感じているのではないでしょうか。そしてそんな緊張状態が長く続くことによって大きなストレスを抱えている方も多いのではないかと思います。そういった方の不安やストレスを取り除き、安心感を与えることで、ご自身の活動範囲を広げるきっかけにしてほしいといった想いも「ユピ坊」には込められています。
利用者の声を教えてください。
ご利用されているお客様からは、「ユピ坊を使うことで気持ちが楽になった」というお声や、「見た目がかわいらしく親近感がわいた」、「カメラの動きが俊敏なので部屋の様子を見ることが苦にならない」といった嬉しいお言葉をいただいております。見守る相手を気にしながらも、自分の時間を大切にする。そんなちょっとした生活改善やプラスの変化を実感してほしいと思っております。弊社は今後も、みなさまの人生がより豊かになるよう貢献し続けていきたいと考えております。
■編集後記
「見守ること」と「監視する」ことの線引きは曖昧で、どうしても見守られる側は窮屈に感じてしまうことがあると思います。しかし「ユピ坊」は双方のコミュニケーションをコンセプトにしているので、スマートフォン機能の延長といったイメージで活用できそうですね。また防犯モードへの切り替えなど、目的に応じて様々な使い方ができるのもとても便利だと思いました。
執筆者:リブライフ編集部