今できる最善でお送りする
更新日:2023/05/29
皆さんは、ご自分の宗派をご存じでしょうか。真言宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗…。ひと言で仏教と言っても実にたくさんの宗派があるのです。生活の都会化が進む中、従来の日本文化に根付いていた檀家制度は薄れ、ご自分がどの宗派に属するのか、知らない人も珍しくはありません。株式會社おぼうさんどっとこむは、日本で初めてお坊さんを派遣する会社として誕生しました。お坊さんは、令和の世ではそれほど身近な存在ではありません。そこで今回は、お坊さんが果たす役割、おぼうさんどっとこむがこだわる葬儀の在り方について、お話を伺いました。
この記事はこんな方にオススメです。
・葬儀社の費用が知りたい
・葬儀の詳細を知りたい
・仏事の頼み先がわからない
■本記事の取材先
株式會社おぼうさんどっとこむ
お坊さんが作った日本初のお坊さんの派遣会社であり、仏事の総合サービス企業、それがおぼうさんどっとこむです。わかりにくかったお布施の仕組み、わかりにくかった葬儀費用の明細、それらを明らかにするとともに、お坊さんとの良いご縁を結び、今を生きる皆様に寄り添い、支え、より良く生きるお手伝いをします。
目次
おぼうさんどっとこむの特徴は?
おぼうさんどっとこむは、お坊さんの派遣会社としてスタートしました。登録しているお坊さんは全員きちんと修行を積んで、各宗門から認められている住職の資格を持っている方々です。登録の際には面接を行い、人として、また僧侶としての在り方を重視しながら評価・採用を行っているので、どのお坊さんもとても良い方ばかりです。
お葬式の料金については、従来のお寺やお坊さんから言われるままのお布施や、葬儀社による通り一遍なセットプランではなく、明確な基準をもった価格表に基づいて料金設定を行っています。こうしたことが葬儀業者界に大きなセンセーションを起こしており、おぼうさんどっとこむが担っている重要な役割だと思っています。
また、おぼうさんどっとこむは、仏事に関するありとあらゆるお困りごとを一緒に解決する、仏事の総合サービスを目指しています。お葬式でつながったお坊さんとの関係をそれだけで終わらせず、その先にやってくる、ご位牌をどうするか、お仏壇をどうするか、お墓は?納骨は?法事法要は?といった様々なお困りごとを仏教の教えで解決してまいります。葬儀の時はもちろん、その後の法要、法事を通して、長いお付き合いをさせていただき、皆様がより良く生きるための一助となれるよう、寄り添う存在でありたいと願っております。
葬儀社選びのポイントを教えてください
最も注意が必要なのは、「これはしなければならない」と言ってくる葬儀社です。実は「しなければならない」ことは、首都圏に限ると「火葬にする」ことくらいです。それ以外のことに関しては、葬儀社が都合良くことを運ばせるために言っている場合があるのです。「普通は皆さんどうされますか?」と聞きたくなるかもしれませんが、人が亡くなる、という有事は決して「普通」のことではありません。葬儀は、自分のやりたいようにやって良いのです。故人の「こうしてほしい」という想い、あるいは、ご家族の要望をカタチにしていくことが大切です。それらの要望をしっかり聞き取り、汲んでくれて、さらに見積書に起こして金額を明示してくれる葬儀社を選んでいただきたいですね。
そのためには、事前相談がとても大切だと考えています。
おぼうさんどっとこむがこだわる葬儀の在り方とは?
おぼうさんどっとこむでは、わかるお葬式、みえるお葬式、をモットーにしています。そして「明瞭な費用」で、「家族の想いをカタチにしたお葬式」を安心して執り行えるよう、お手伝いをさせていただいています。
「葬儀社選びのポイント」でも触れたように、葬儀は、故人やご家族の想いが詰まったものであるべきだと考えています。できるだけ多くの「想い」を叶えて差し上げたい。しかし、あれもこれもとご希望を取り入れてばかりでは、費用がかさんでしまいます。
おぼうさんどっとこむでは、費用を抑えてやりたいことを実現する工夫をご提案しています。葬儀社でしかできないことは葬儀社で。ご家族でできることはご家族で。葬儀は誰のものでしょうか。故人のものであり、ご家族のものであり、決して葬儀社のものではありません。ご自分で葬儀を造るお気持ちで臨んでいただけるよう、お手伝いいたします。
ご逝去から葬儀までの限られた時間で一体何ができるのか、と思われるかもしれませんが、ご安心ください。葬儀社に相談すると、最初に火葬の予約を確認し、火葬する日を決めてから、逆算して葬儀の日程を組む場合がありますが、ご逝去から〇日後までに葬儀を執り行わなければならない、という決まりはありません。幸い近年は技術が進んだため、ご遺体はしっかりとケアさえしていただければ、ドライアイスの処置と部屋の温度管理で1週間はほとんど傷まずその日を迎えることが可能になりました。慌てなくて良いのです。「ゆっくりと最善」することを考えていただけるよう、お手伝いいたします。
そして葬儀にはお金がかかるもの、とあきらめる必要はないのです。お金をかけるのではなく、気持ちをかける、想いを届ける葬儀であってほしい。おぼうさんどっとこむはそう考えています。
お客様の声
おぼうさんどっとこむでは、お葬式、ご法事ともにお客様アンケートをお配りして、感想や評価をご記入いただいています。また、このほか、ご利用いただいたお客様の多くからお便りをいただいています。いただいたアンケート、お便りはすべて、お坊さんに伝えるとともにスタッフにも共有し、今後の改善に精進させていただきます。
【お客様の声】
◆ 今回来てくださった〇〇ご導師はお若い方でしたが、大きな声でキチンとお経をあげて頂き、お話も分かり易く大変満足です。できれば次回もお願いしたくよろしくお願い致します。
予約・問い合わせ時にいつも丁寧で、気持ちよく利用させて頂いております。
◆規律性が高く(時間等)、私の質問にもとても丁寧にお答えしていただきとても感謝しております。
◆リーズナブルなお値段で大変有難く存じます。もっともっとお話(説法)が聴きたかったです。母も喜んでいると思います。ありがとうございました。
◆誠実に受け答えしていただき、前日にも確認の電話が入ったので、安心できました。
◆修行、修養をつんだお坊さんの法話、説法を聴かせていただきました。「市民霊園」に墓を持つ地域のお寺と無縁な私達にとって、「おぼうさんどっとこむ」は大変ありがたい存在です。息子3人にも引き継いでゆきます。
伝えたいこと、考えてほしいこと
お葬式をどうするか。ご存命のうちに話をするのは抵抗があるかもしれません。けれど、どのように生きたいか、ということと同じくらいの重さをもって、どのように送られたいか、送りたいか、ということを考えていただきたいのです。正しい情報を知らないために葬儀社に言われるがまま、故人を送ってしまった、と嘆く方を見たくありません。どうか、積極的に、生きることの一部として「生き方の一つにご供養がある」と捉えて考えてみてください。故人からの想い、願いを聞いておいてください。葬儀に「一般的」や「普通」はありません。今できる最善を見つけて、送って差し上げましょう。そしてそのお手伝いと寄り添いを、おぼうさんどっとこむにさせてください。
■編集後記
ご自身が僧侶であるからこそ見過ごせなかったこれまでの悪習をただし、ある意味業界に風穴をあけた会社設立は、さぞ多くの逆風を受けたことと思います。葬儀に「こうあるべき」はない、と言い切っていらっしゃるのが聞けば聞くほど納得です。誰のための葬儀なのか。故人のためであるとともに、送る側がどう送りたいのか、をしっかり考え、伝えることが大切なのだと感じました。
執筆者:リブライフ編集部