新型コロナのワクチンについて
更新日:2022/10/19
ワクチンには大きくわけて2 つの良い効果があります。①発病(病気にかかって具合が悪くなること)を防止する、②万が一かかっても重症化を防止すること、です。
目次
Q 在宅介護を受けている人もワクチンを打てるの?
A 可能です。主治医に相談しましょう。
持病があったりお薬を飲んでいても、ワクチンによって命が守られる方が大切だと判断されるケースが多くあります。私の担当患者さんでは、10 種類以上のお薬を飲んでいる人や100 歳を超えた人でも、主治医と相談の上、ワクチンを打っていました。ワクチンを打つ際は、飲んでいるお薬を確認することがあるので、お薬手帳を用意しましょう。
Q 私はワクチンを打てないと言われたので、心配です。
A 心配しすぎず、基本的な対策をしましょう。
基本的なウイルス対策として、マスク、手洗い、うがい、3 密を避けることを実践しましょう。また「集団免疫」といって、世の中に免疫のある人(ワクチンを打った人など)の割合が増えれば、ウイルスが広がらなくなり、結果的に免疫がない人も守られる効果が期待されます。新型コロナについても、今後明らかになってくると考えられています。
■取材を受けてくれた方
田口 怜奈
薬剤師、医学博士、公衆衛生学修士。大学病院薬剤師、「まんまる薬局」在宅訪問薬剤師を経て、医療経済研究機構研究員(医療・介護ビッグデータ解析)、東京大学客員研究員。