介護・医療の申請したらもらえるお金
更新日:2022/10/27
目次
様々な負担軽減制度
介護保険・医療保険では、経済的な負担の軽減策として負担の限度額を設けています(限度額以上は自己負担分を支払わなくてもいい制度)。
申請が必要なことがほとんどなので、ケアマネジャーや医療機関などと相談しながら忘れずに申請しましょう。さらに、いろいろな給付もあるので、こちらも忘れずに。
名称 | 内容 | 窓口 |
高額介護 サービス費 |
介護サービスの一か月の利用者負担(1〜3割)の合計が高額になった時には、申請すると限度額(所得によって異なる)を超えた分が後から支給される | 市区町村 |
高額療養費 | 一か月の医療費の自己負担分が限度額を超えた時には、申請すると超過分が払い戻される(限度額は年齢・所得によって異なる) | 加入している健康保険 |
入院時生活 療養費 |
療養病床に入院する65歳以上の被保険者・被扶養者に対して支給される保険給付 | 加入している健康保険 |
高額医療介護 合算療養費 |
世帯単位で医療保険と介護保険の自己負担額の合計金額が「自己負担限度額」を超えた場合に、超えた分の金額が支給される。(限度額は年齢・所得によって異なる) | 市区町村 加入している 健康保険 |
介護休業給付金 | 2週間以上にわたり常時介護を必要とする状態にある家族を介護するために休業した時に、申請すれば支給される | ハローワーク |
家族介護慰労金 | 介護保険サービスを利用せずに在宅で要介護4・5の高齢者を介護している同居の家族に支給される慰労金。自治体によって額が異なる | 市区町村 |
居宅介護 (介護予防) 住宅改修 |
介護サービスの一つで、手すりの取付、段差の解消等の小規模な住宅改修の費用の支給 | 市区町村 |
市区町村の独自サービスなど
紙おむつから現金の給付まで、様々なサービスがありますが、区・市によってサービスの種類・内容・支給額・助成額等が異なります。地域包括支援センターや市区町村の高齢者担当窓口、生活支援の窓口に聞いてみましょう。
サービスの例
- 紙おむつの支給、購入費助成
- 訪問理美容
- 一般寝台の貸出
- 住宅設備改修費の給付
- 家族への旅行券・マッサージ券・食事券の支給
- ホームヘルプサービス
- 暮らしの困りごとのサポート(照明の取り換え等)
- 緊急通報システム
- 徘徊高齢者探索システム
- 補聴器購入費助成
- 銭湯の無料入浴券
- 介護予防・健康づくりのための各種イベント、教室
- 寝具の洗濯・乾燥
- 配食サービス
- 車いすの貸出
- 電話料金の助成
- 手当の支給
- 住み替えの支援
- 火災安全システム
- 家具類転倒防止器具の取付
- 耐震シェルター等設置補助
- 救急医療情報キットの配布
その他、地元の社会福祉協議会では、低金利の資金の貸付や車いすの貸出、またボランティア活動の仲介等も行っていて、心強い存在です。気軽に利用しましょう。
どうしても、経済的に生活が立ち行かなくなりそうなときには、市区町村の生活支援の窓口に相談しましょう。「生活保護」などの制度を利用できることがあります。