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生活に合ったリフォーム、福祉用具の販売も

更新日:2022/07/28

アビリティーズ・ケアネット株式会社は、介護リフォームや福祉用具の取り扱いを行なっている会社です。この度は詳しい活動内容や理念についてお話を伺いました。

この記事はこんな方にオススメです。

・リフォームを検討中の方
・福祉用具の使用、買い替えを考えている方
・介護と建築、双方のプロに相談したい方

■本記事の取材先

アビリティーズ・ケアネット株式会社

私たちは、高齢や障害のある方を含むすべての人が、自分らしい生活や主体的な生き方をすることを応援します。いかなる障害があってもそれぞれの能力を活かし、住み慣れた街に住み続けられる社会、環境の実現を次のような事業で推進しています。
福祉用具、在宅介護サービス、住宅改修、老人ホーム、リハビリツアー、地域コミュニティ等のサービスをご提案し、自立と尊厳性、QOLの向上を支援します。

アビリティーズ・ケアネット株式会社のこれまでの歩みを教えてください。

障がいがあるという理由で社会進出が困難になっている人たちが暮らしやすく、働きながら税金を納めるという自立した生活を送ってもらいたい、だれもが社会に参加できるような世の中にしたい、そういった想いをもってNPO法人として事業を開始したのが弊社になります。もともとは印刷業や筆記用具の販売などを主に行っていたのですが、次第に福祉用具の取り扱いへと専門を移していきました。

しかし車椅子などの福祉用具の販売を行っても、段差や階段などの障壁により自宅で使用することができない方が多くいらっしゃる現実に改めて直面し、それならば福祉用具の使用が可能な家に改築しようという発想のもと、40年ほど前から介護リフォームをはじめました。現在は福祉用具の取り扱いと介護リフォームを主軸に、年間2000件以上の住宅バリアフリー工事を担当しております。

また、だれもが暮らしやすい世の中を実現するためには住宅だけでは当然不十分なので、近年ではホテルや学校などの施設におけるバリアフリー工事も承っております。街と住宅、その各方面からアプローチし、障がいのある方やご高齢者が安心して暮らせるようにアビリティーズ・ケアネットは活動を行っています。

どのような内容の依頼が多いですか?

手すり工事のご依頼が非常に多く、約8割を占めています。またお風呂場の扉交換のご依頼も増えております。浴室における扉の多くは内側に開く開き戸となっているため、入浴補助用品などが置きづらかったり、万が一室内で倒れてしまった場合に、扉によりかかってしまうと外からの開閉ができないリスクなどが生じます。そういった不安を解消するために中折れ扉へのリフォームを検討される方が多くいらっしゃいます。

また介護保険の対象外であるご依頼としてヒーターの設置が近年増えておりますが、これは寒暖差による心臓や血管の負担から生じるヒートショックの危険性が、一般に広く知られるようになった結果だと考えております。

 御社の強みや特徴を教えてください。

弊社は介護保険が始まる前から事業を開始していることもあり、長年培ってきたノウハウをもとに様々なご提案を行うことができます。また介護に関する専門家だけではなく、建築士も在籍しているため、介護・建築の双方から問題解決に向けた適切なご提案、アドバイスをすることができます。そして利益の追求に走らず、不必要な提案はしないことを強く心がけておりますので、そういった弊社の姿勢がこれまでみなさまから信頼をいただき、リピーターの多さにつながっているのではないかと思っております。

さらに、長年にわたって福祉用具の取り扱いを行なっていますので、着脱可能な手すりなど、オリジナル商品の開発にも力を入れております。いかなる障がいがあってもそれぞれの能力を活かし、住み慣れた街に住み続けられる環境づくりのため、弊社は今後も貢献していきたいと考えております。

 

■編集後記

福祉用具と介護リフォームのふたつのアプローチによって、住まいづくりをより包括的にサポートしてくれるのでとても心強いですね。また「お客様に不必要な提案をしない」と言い切っていたのが印象的ですが、こうした実直な姿勢が信頼に繋がっているのだと思いました。

執筆者:リブライフ編集部

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